めまいについて

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めまいについて

頭痛,めまい

2014/04/19 めまいについて

めまいの種類

 

・回転性めまい(ぐるぐる目が回る)
急に発症し、吐き気・嘔吐、耳が聞こえづらくなる(難聴)などの症状を伴うことがあります。
回転性めまいの多くは、耳の異常が原因で起こります。放っておくと、難聴になる恐れもあります。
また、脳出血や脳梗塞といった脳の異常でも回転性めまいが起こることがあります。

 

・浮動性めまい(ふわふわ目が回る)
急に、あるいは徐々に症状があらわれ、フワフワ揺れる感じと、頭痛やしびれ、運動まひなどの神経に関係する症状を伴うことがあります。浮動性めまいの多くは、脳の異常が原因で起こります。
脳の障害と言っても、脳の機能が少し低下している程度ですので、脳神経外科などで検査をしても「特に異常がありません」と言われる場合も多いのが現実です。

 

・立ちくらみのようなめまい(クラッとする)
立ち上がるとクラッとしたり、目の前が暗くなったりするめまいは、血圧の変動が主な原因として考えられます。

 

めまいに関する解剖学
めまいは身体の平衡バランスがくずれた時に現れる症状です。
では平衡感覚の仕組みはどうなっているのでしょうか?

 

・三半規管と耳石器
耳の内耳には蝸牛(かぎゅう)という音を感知する働きを持つ部分と、前庭という部分があります。
前庭は三半規管と耳石器からなりたっており、この前庭がからだがどの方向へどのようなスピードで動いているかなどの情報をキャッチする働きを受け持っています。
三半規管は有名な器官ですが、三半規管の中はリンパ液で満たされていて、有毛細胞が身体の動きにあわせたリンパ液の流れから身体の位置情報を把握します。
三半規管や耳石器などの器官は、あくまで情報収集の器官です。この各器官で集められた情報を処理するのが脳になります。その脳に異常があると、当然体を平衡に保つ事が困難になるわけです。

 

特に重要になるのが、脳の中心部、脳幹と言われる部位に問題が生じるとめまいを感じます。
そしてこの脳幹は自律神経をコントロールしている脳でもあります。

 

めまいの原因
めまいの原因として圧倒的に多いのが、自律神経失調症によるものです。

 

また、めまいを発症するものとして、精神的な物(心因性)が多くあります。
うつ病・うつ状態、パニック障害、不安障害などでもめまいを発症するのですが、これらの起因となるものが、ストレスや自律神経の乱れによるものなのです。

 

めまいでもっとも有名な、メニエール病も、自律神経の乱れにより内耳のリンパ液が増えて発症するのです。

 

その他多いのが循環障害です。
肺から脳へ向かう血流が左右に分かれて首を通って行くのですが、高血圧や低血圧などにより血圧に左右差が出ると脳内の血流に乱れが生じ、めまいを発症します。
この血流を調節しているのが自律神経のひとつである交感神経なのです。

 

つまり、自律神経の乱れにより交感神経の働きが狂うと、その血流も乱れてしまうわけです。
そしてめまいが起こるというわけです。

 

めまいの対処方法
先程お伝えした通り、めまいの発症は自律神経が大きく関わっています。つまり自律神経の乱れを正してやればいいのですが、これが簡単なようで難しいのです。
乱れる原因としては、疲労・睡眠不足・ストレスになります。それも、日々の習慣によって自律神経を乱し、めまいを悪化させてきたと言えます。とりあえず一番重要なのが規則正しい生活です。

 

軽い運動やストレッチなども、血流・循環障害が改善されめまいが起きにくくなります。

 

脳を興奮させるカフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶・コーラ類など)は厳禁です。交感神経を暴走させてしまう一方です。
交感神経が暴走すると血流が悪くなるし、脳が興奮しやすくなり眠れなくなります。
刺激の強い味付けも脳を興奮状態にさせてしまいます。

 

あとは、やっぱり休む事です。休むといっても、体だけの事ではありません。体と共に脳も休ませて下さい。
頭の中をリラックスさせる事により緊張が解け、乱れた自律神経などの機能が正常化します。

 

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